千曲川遊歩道構想

はじめに・・・

 

世界4大文明の発祥の地は、いずれも大河の流域であり、大河の流域には昔から人々の生活がある。

 

千曲川の源流は秩父山系にあり、埼玉 山梨 長野 の県境から発した川の流れは、信濃の国の谷間から盆地を流れ、越後の国に入り信濃川となり、越後平野を流れて新潟市から日本海に注ぐ。その全長は日本一、まさに日本の大河である。

 

この川の流域には、古くから人々の往来があり、生活があった。千曲川の流域は、山又山の奥地にありながら、太平洋側の勢力と、日本海側の勢力がぶつかり合う場所であり、戦国時代の日本の暦史の表舞台に度々登場してきている。

 

大陸からの仏教が日本海を渡って渡来し、大河沿いにこの地に入ったのであろうか、千曲川の流域の村には、平安時代から続く、古い仏教の寺を中心とした、門前村が形成され、日本の各地から人々を集める、仏教文化の村もあった。

 

戦国時代には、この古い寺の本尊が持ち出され、他国で祭られていたこともあった。この地で戦乱が続いた後、戦国時代の終わり近く、本尊が他国から持ち帰られ、この地に平安が取り戻された。この川沿いの町や村には、郷土の文化と共に日本の歴史が刻み込まれている。

 

古くから人々が旅する道の近くには、後に汽車の線路が敷かれ、自動車の道路が出来、今は高速道路 新幹線がこの川沿いをはしっている。古くからの往来の中心が、今も同じように人々の往来の中心である。

 

その大河の岸辺の土手を利用して、人々が楽しく歩く遊歩道を作ることは、古くからある郷土の歴史と文化をしのび、広く外国の人々にも日本の文化を紹介し、相互の文化交流も生まれるのではなかろうか。新しい時代の中に生きる古くからの千曲川流域は、観光の中心として、日本の歴史と文化を物語る、大河の流域となるであろう。

 

 

千曲川遊歩道計画の主旨

 

― 近年スキー場 温泉旅館へ客がこない。

― 地方が疲弊している。

― 国内の客は外国へ旅行したりする。

― レジャーも多様化しているので、客は広く分散する。

― 企業を誘致しても、より安い労働力を求めて、移転してしまう。

― 移転出来ない物に、自然環境 山 川 景色 等がある。

― そして歴史的遺産 郷土特有の文化がある。

― これらを活用して、経済成長著しい諸外国からの旅行者を集める。

― 観光事業は裾野が広く、経済効果は抜群である。

― 今国にも地方にもお金がないから、昔からある物を利用して、

   旅行者を集めなければならない。

― 昔からある日本の固有の文化は、外国人にとって大変珍しい。

― これを見に来てもらう、そして国際交流や相互理解が生まれる。

― これがグローバリゼーションの良い面でもあろう。

― 観光事業は今の日本を活性化させる、大事な産業である。

― 川上村から栄村えと連続する遊歩道は、どこで乗っても、どこで下りても良い

   自由度が有る。

― インパクトの大きな計画で、確実に人々を集めたい。

― 色々なイヴェントを企画して、確実に人々を集めたい。

 

 

千曲川夢の遊歩道計画構想案

 

― 千曲川の土手の巾を拡げ桜の木を植え、人々が散歩出来るような遊歩道を、

   川上村から栄村まで、連続して整備する。

― 所々にお休み処を整備し、古民家等を移築する。

― お食事処、お土産屋、地域の農産物売り場等も設ける。

― 四季折々の行事の飾りつけで、郷土色を出す。雛人形、こいのぼり、七夕、お盆、

   お月見、お正月等の飾りつけをする。

― 昔からの自然の資源を利用して、観光に役立て、もっと多くの外国人に来てもらう。

― 郷土の歴史、特有の文化を大切にして、多くの外国の人々に紹介する。

― 温泉、山、スキー場等に、もっと多くの外国人に来てもらい、楽しんでもらう。

― 各市町村に呼びかけ、地域の土木業者が、盛土と遊歩道の土木工事をする。

― 桜の植樹は、各地域のロータリークラブの社会奉仕事業として行い、毎年20本でも

   30本でも良いから植えてもらう。10年~30年~50年と長い目で見る。

― 遊歩道が川上村から栄村まで繋がったら、各市町村で毎年一回、一斉に

   (例えば11月3日夜8時から10時まで)河川敷で花火をあげる。

   これを観光の目玉として人を集める。

― 各地域の歴史的遺跡を結ぶバスルートを整備する。

― 遺跡も整備する。

― 案内パンフレトも何カ国もの外国語でつくり、海外で宣伝して、外国人を集める。

― 温泉、スキー場、旅館、民宿、山小屋に外国人が喜んで泊まれるようにする。

― 外国人には結構珍しい文化であるので、ありのままの日本を見てもらう

― まず「調査 企画」をする費用を民間から集めたい。

   金額は報酬基準告示15号による。

― 「調査 企画」は藤井建築設計にやらせて頂きたい。

   我々はそれぞれの専門家を引き入れて専門的な作業を総合的に行う。

― 連携する市町村

   川上村 南牧村 南相木村 小海町 佐久穂町 佐久市 小諸市 東御市 

   上田市 坂城町 千曲市 長野市 須坂市 小布施町  中野市 飯山市 

   野沢温泉村 栄村

                           (2011年10月28日現在 WIKIPEDIAによる)

 

 

今後の作業として、まず調査企画がある

 

― 遊歩道

    調査:地形 地権者 工作物等の現況

        法的規制、 遊歩道建設 植樹に関する許可申請の方法

        植樹する木の種類、 花を植える花の種類、 木花の維持管理の方法

    企画:遊歩道を建設する方法、遊歩道を連結する方法、お休み処を建設する方法

        全体の維持管理の方法、建築協定による全体の統一方法

― 観光ルート

    調査:歴史的遺産 郷土の文化の分布、 バス会社の規模 運営状況

    企画:バスルートの企画、遺跡の整備 維持 管理の企画

        各種イベントの企画

                               2011年8月3日 藤井 穆

藤井建築設計

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