Fさんの家(町田市)

東京、玉川学園の丘の上に建てられた北米シ-ランチスタイルの家は、1階が老夫婦の住まいと設計事務所、2階が4人家族の住まいとなっている。北米の住宅と比較するとやや手狭な感じがするが、狭い空間に住み慣れた日本人にはともするとゆったりとさえ見える。

 

外観は北米でよく使われているシングル葺きに見えるが、実はコロニアルと呼ばれる不燃性の屋根材で、壁も屋根もこれで覆われている。一見米国風であるが、工法は在来の軸組工法で、材料は輸入材も混じっているが、基本的には全て日本で調達したものである。しかし在来工法といえども高気密・高断熱であり、冬は太陽の熱で昼間暖められた室内は夜まで暖かい。また屋根の一番高い部分に天窓があり、光が家の中央に差し込むように設計されており、薄暗い部分が全くない明るい家になっている。

 

壁はほとんど白一色。床も天井の米松も白ペンキの拭取り仕上げで、白一色に統一されており、北米の流行を取り入れている。

 

道路からの階段には融雪用の熱線が入っており、年1、2回降る東京の大雪の日でも階段には雪がなく、からっと乾いており、老人にとっても安全度の高い外階段である。

 

高台に建つこの家は、道路側は深基礎で、深基礎の底盤は路肩から上に30°の線を引いたその線の下まで達している。2×4工法であれば、束柱なしで、根太を基礎から基礎へ渡せるので、根太下に広い空間が取れて、地下収納とすることも出来る。

藤井建築設計

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