カルフォルニア大学医学部

サンフランシスコのスートロー山の北斜面に建てられたこの巨大な建物群は、拡張に拡張を重ねた大学の医学部のキャンパスで、その巨大化しつつある建物群であるがゆえに、回りの住民から拡張反対の声があがった。1972年にはカルフォルニア大学は、サンフランシスコの※1 A&A(アンシャンアンドアレン)設計事務所に住民説得のための長期開発計画の立案を依頼してきた。我々A&Aの設計チームは、拡張を出来るだけ住宅地から遠い場所にもって行くために、高層ビルは山側に、住宅地に接する部分は中層、低層の住宅のスケールの建物を建てることとし、出来るだけ縁地帯を住宅地とキャンパスの間に取るようにすることを提案した。大学側はこの案をもって住民の説得に成功した。

 

マスタープラン上のMHMは医学部の病院の増築工事で、道路から出来るだけ後退させ、道路と病棟の間には人々の憩いの場所を設け住民の要望に答えた。我々設計チームの努力の結晶がこのMHMとなって約10年後に完成された。

 

 

※1 A&A(アンシャンアンドアレン)設計事務所  

    1972~1983  藤井穆 在籍

藤井建築設計

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